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プリオン説はほんとうか?―タンパク質病原体説をめぐるミステリー (ブルーバックス)レビュー
プリオン説はほんとうか?―タンパク質病原体説をめぐるミステリー (ブルーバックス)については、レビューするまでもないと思いますが、
持っている友達に聞いたらとても高評価でした。
さすが講談社の物は違いますね。
私自身は、金欠でまだ買えませんので、買える方がうらやましいです。
プリオン説はほんとうか?―タンパク質病原体説をめぐるミステリー (ブルーバックス)早く欲しいなぁ^^;
プリオン説はほんとうか?―タンパク質病原体説をめぐるミステリー (ブルーバックス)購入された方、ぜひレビューしてくださいね。
プリオン説はほんとうか?―タンパク質病原体説をめぐるミステリー (ブルーバックス)
福岡 伸一

定価: ¥ 945
販売価格: ¥ 945
人気ランキング: 14942位
おすすめ度: 
発売日: 2005-11
発売元: 講談社
発送可能時期: 通常24時間以内に発送
科学的思考に基づく論理展開
狂牛病の原因として、誰もが聞いたことのある「プリオン」。しかし、それは、説明力のある仮説にすぎない。この「プリオン仮説」の妥当性を、本書は、科学的、論理的思考によって再考察している。プリオン仮説の有利な部分、不利な部分を客観的に述べた上で、筆者の「レセプター仮説」による代案が示される。本書を読んだ後は、いかなる態度が科学的なのかということが実感できると思う。
浅はかな勘違いに気づかされました。正確に科学しないといけません。
相関関係と因果関係を都合のいいようにごちゃまぜにして論理展開する政治家やコンサルタントの話を聞いていれば直感でウソを見破れると自信をもっていましたが、実は自分では高い精度で理解していると思っていた科学的なテーマで大きな勘違いをしていたうえに理解の仕方もいい加減だったことに気がついて、赤面させられました。
何年か前に狂牛病の原因としてプリオン関連の初期の報道を読んだとき、自分なりにわかった気になってしまい、その後の進展を吸収する心の窓が完全に閉じてしまっていたのです。
「蛋白質の二次的立体構造上、物理的に鏡像体が発生可能で、その量が一定レベルを越えれば、自己触媒によって増殖し、化学的には機能しないので病変となる。まあ、ありえそうなことかな。」というのが浅はかな認識でした。
本書では、現役の科学者が、実験的な事実とまざまな理論的可能性を順をおって紹介し、わかっていることと確定できないことを峻別して正確に論述してくれます。専門家の業界外の我々に、これほどややこしい問題をこのボリュームで教えてくれる力量に感謝です。
頭はもっと使わないといけません。
警告の書
警告の書であると同時に、真摯な態度で貫かれた科学啓蒙書である。読者を懐疑主義、相対主義に陥れてプリオン説を貶めようなどという卑しい意図はない。科学に興味を持つ人すべてにお勧めする。美しい原理から諸現象が見事に説明できる物理学のごとき明快さをうらやむ生命科学者にとって、真実にたどり着く唯一の拠り所は「心眼」ではなく「合理性」である。大切なことは目に見えない、などと気取っていてはクビになりかねない。著者のプリオン説に対する反駁は正当かつ謙虚であり、根拠も示され納得できる。基本的な論調は、わざわざプリオン説を創造しなくても常識的なウイルス説で充分どころかより合理的に説明できる、というものである。もちろん感染部位からウイルスゲノムの断片すら検出されないという致命的欠陥もあるし、それは著者も認めている。しかし、重要なのは、科学というものが、現在正しいと認められているもの(=様々な批判に耐えて残っているもの)に基づいて合理的に次のステップを踏まねばならないという点であり、プルシナーはすでに出発点で踏み外しているとしか言いようがない。しかし、彼が真に犯罪的なのは、確実に安全かどうか不明の米国産牛肉の輸入解禁に「科学的」根拠を与えた点である。不明ならばそれなりの対応が可能なのに、ノーベル賞というお墨付きが出たばかりに危険部位を食べさせられている可能性がある。とすると、JBHHLW“OHMSS”氏が示唆しているように、輸入再開というとてつもなく重大な選択が本当に正しかったかどうかにかかわる。それは、数十年の「潜伏期」を経たのちにわかるはずだ。