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東京伝説―忌まわしき街の怖い話 (竹書房文庫)レビュー
東京伝説―忌まわしき街の怖い話 (竹書房文庫)は、さすが竹書房は違うなといったそんな印象です。
久々に第一印象で買ってしまいました^^;
身近な狂気
東京伝説シリーズは、巻を重ねる度に想像したくも無い様な嫌な場面の描写に重点が移っている。それぞれの短編の物語は普通に面白いが、けっして普通には終わってはくれない。つまり、おぞましいオチが待っている。それらが我々の生活に身近な狂気だけに身の毛がよだつ。
中には怖さ以外の興味深い作品もある。例えば「レンジゴト」だ。パチンコのイカサマの手口が解説されており、なるほどと思ったりするが、最後にはおぞましい悲劇が描かれる。「帰宅」というたった2行の作品もある。これに至っては身近な狂気の俳句だ。
著者の作品の読後感はすこぶる気味が悪くて嫌な感じだ。
それでも、次の作品に手が伸びてしまう自分を見つけて我に返る。
シリーズを読み漁っています。
書店で、現段階で6作目に当たる「ゆがんだ街の怖い話」を見かけて
シリーズになってるのを知り、読み終わっては買う、という状況です。
著者の、「怖い話」シリーズは知っていたのですが、私はこちらの
シリーズの方が好きです。
と、いうのも、霊的存在ではなく人間の話であるというだけではなく、
やはり体を持っていて、生きている人間が起こしている実話、という
前提が、恐怖を倍増させているように感じます。
ただ、怖さに慣れたから?という言い方はできないかもしれませんが、
著者の話を魅せる書き方、というのも、このシリーズの怖さの
構成要素だと思います。
たまに、あーこれは結局こういうことなんじゃないの?って予想が
できる話もありますが、その予想が当たっていても、うわあ、やはり、
という怖さや嫌悪を感じますし、予想がつかない話はそう来たかあ、と
いうような展開になります。
私個人としては、お話の中には、しみじみと哀愁というか、これは
怖いかなあ、逆にほのぼのしてしまった、というような話も
あるシリーズだと思います。
怖さと嫌悪感を冷静に受け止めて、且つ心に残さないように
文章の面白さを感じられるのであれば、良いと思います。
気の弱い方だと、話によっては考え込むのでは?と感じます。
麻痺
偶然「東京伝説」を本屋で手にとってからその後続編が何冊刊行されただろうか。
待ちに待った東京伝説最新刊がやっと出た。
普通の生活をおくる普通の人が突如突き落とされる理不尽な恐怖。
著者である平山氏の文才とあいまって絶妙のテイストをかもし出している。
似たような内容を模倣した本もないではないが、このシリーズの妙味にはまったくおよばない。
しかしながら今回の評価は星3つ。
この少々辛口の評価は最初にこのシリーズ初刊を読んだときの衝撃から比べ、刊をかさねるほどにそのインパクトが薄れていくためだ。
それは決して内容がpoorになったわけではなく、これら想像もつかないような恐怖にたいして自分の感覚が麻痺してきているからかもしれない。
竹書房にしては、¥ 580と値段もお手ごろですので、お勧めです。
東京伝説―忌まわしき街の怖い話 (竹書房文庫)
平山 夢明

定価: ¥ 580
販売価格: ¥ 580
人気ランキング: 60120位
おすすめ度: 
発売日: 2004-10
発売元: 竹書房
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