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図説 食人全書レビュー
図説 食人全書が、ようやく再入荷したようです^^
私は、即効で図説 食人全書を買いました。
首を長くして図説 食人全書を待った甲斐がありました^^
在庫切れでなかなか買えなかった方、買いそびれた方は 今のうちに図説 食人全書を押さえておいたほうがいいですよ。
図説 食人全書
マルタン モネスティエ

定価: ¥ 3,780
販売価格: ¥ 3,780
人気ランキング: 89800位
おすすめ度: 
発売日: 2001-03
発売元: 原書房
発送可能時期: 通常4~5日以内に発送
目から鱗
落ちました。
「そもそも食人とは何なのか?」「はたして食人は本当に野蛮な行為なのか?」ということが詳しく書かれており、食人に興味ある人にとっては面白いと思います。
ただ、いかんせん翻訳本であり、読みにくいことは確か。また、グロテスクな絵,写真も多くあり、読む人を選ぶ本かと…。
この本の本当の意味は・・
本書の題名はかなり衝撃的である。
内容はさらに衝撃的かも知れない。
そして著者の主張は最後の最後まで明らかにされない。
本書は強烈な文明批判の一書である。
我々は今のまま牛肉を食べ続けることはできない。今の三分の一の量の牛肉(週2回150gずつを100億の人が摂取する場合)の生産には10億頭の牛と10億ヘクタールの土地がいる。そんな土地は地球上には無い。
著者は言う。
「来るべき食糧恐慌を克服するには”産業化され規制された罪悪感のない食人”が不可欠。そのためには①人体の非神聖化②人体の商品化③社会的指示と中立性④嫌悪感の一掃が不可欠。そしてそれらの条件はすでに整っている」
胎盤ビジネス、移植医療というビジネス、胎児や精子・卵子を取り扱うビジネス、そしてますます盛んになるDNAビジネス。そんなものにあまり嫌悪感を抱かなくなった我々はすでに”食人世界”の入口に立っていると。
脳死法案が何となく”ヌルリ”と通ってしまったような国では、いつか人肉食が法的に認められるのかも知れない。本書の本当の価値が明らかになるのはそんな近未来のことかも知れない。
”こちら”と”あちら”
よくもまあ、これほど胸の悪くなるような話ばかり集めたものである。
ずいぶん前のパリ女子留学生殺人事件以来我が国では表だった人肉食事件は起こっていない。そのため我々はカニバリズムというものに嫌悪感をおぼえる前に距離感を感じざるを得ない。しかし本書は、最近の事例を挙げながら、人肉食が決して大昔の出来事でも遠い”あちら”の世界の出来事でもないことを教えてくれる。私たちが知らないだけで実は明らかにされることなく闇に葬られていく人肉食事件がもっとたくさん(我が国にも)あるのではないか?そんな気にもさせられる。
世界の歴史的人肉食習慣や事件の提示によって、これは決して特殊なものではないと思い始めたところへキリストの聖体拝領への言及!さらには首切り浅右衛門”ジンタン”など薬喰いとして普通に(?)行われてきた食人!本書半ばころから人肉食に対する認識がすっかり変わってしまった自分を意識して愕然とする。”こちら”と”あちら”は地続きだ~!ということか?
最後にちゃんと猟奇殺人のオマケ(もちろん我らが○川君も登場!)があって笑えます。